おみくじの「待ち人」は恋人じゃない!?新年を彩る本当の意味

年初めの運試し!

毎年お正月になるとおみくじを引く方は多いのではないでしょうか?

たくさんある項目の中で毎回気になるのが「待ち人」です。

独り身だと余計に気になるこの項目。

今年は待ち人が来るのか、来ないのか。

漢詩や和歌で書かれたおみくじは意味が汲み取りにくく、一度しっかり理解してみたく調べてみました。

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「待ち人」本当の意味

待ち人と好きな人、意中の人の事と思っている人が多いのではないでしょうか。

実は人生をいい方向に導いてくれる人や物、事柄の事なんです。

または良い縁を運んで来てくれる人です。

私も待ち人とは好きな人だと思っていたのでこれにはびっくりです。

待ち人来ると書いてあったのに恋人出来なかったなんて方も、いい方向に導いてくれる人と解釈出来たら過去のおみくじを思い出して思い当たる節があるのではないでしょうか。

文の読み解き方

「待ち人=人生をいい方向に導いてくれる人や物、事柄」とは思っていたより壮大でそしてなんだかあいまいなニュアンスですね。

現代の言葉で書かれていないので「待ち人」の本当の意味が違ったように他の文も今まで思っていた意味と本当の意味が違うのではないでしょうか。

一見見ても意味が分かりづらいものをピックアップしてご紹介します。

漢詩 意味
障り、さわりあり 問題や障害のこと
便り、たより 連絡や知らせ
音信(おとづれ)あり すぐは来ないが連絡あります
喜びあらず うれしいことはない
来ず、来たらず 来ない
障りあり来ず 障害や問題があって来ることができない
良縁あり 異性の縁があること

昔は待ち人とは帰りを待ち望んでいる人のことだったそうです。

家族や友人もちろん恋人もですね。

交通手段が電車や車のない時代ですから危険なことも現代とは比じゃないですね。

ですから待ち望む気持ちも募ることが伺えます。

「障り」や「知らせ」も今と昔ではだいぶ意味合いも違っていることと思います。

おみくじについて

ここからは知ってそうで知らないおみくじについてです。

これで運勢アップに繋がるかも!?

おみくじのルーツ

起源は古く中国から伝わったのが始まりで、広まったのは江戸時代だそうです。

おみくじは神様の言葉や意志を知る手段とされていたためとても神聖なもので、重要な決めごとや後継者を決めるときに使われていました。

政治に関わるようなこともおみくじで決めていたというのだから驚きです。

私はついつい占いの感覚でおみくじを引いていますが、昔はこんなにも重きを置いていたのですね。

おみくじの引き方

昔から神聖なものとされてきたおみくじですが正しい引き方はあるのでしょうか。

正しい引き方といっても基本的に参拝してから引くということで、皆さんいつも行っていることと思います。

知っている方もいるかもしれませんが意味など少し加えて説明させていただきます。

参拝する前に手水舎で手を洗いますね。

これは身を清めることを意味し昔は全身を清めてから参拝していたそうです。

参拝の時、お願いごとをしている方多いのではないでしょうか。

おみくじが神様の言葉を聞くこともあり、お願いごとの前にご挨拶するのが正しいのかもしれません。

私も二礼二拍手の後「今年こそ彼氏が出来ますように!」と言っていたこともありますが、思い返せばおばあちゃんが「昨年はお世話になりました…」と始まりたくさん神様にお話していました。

そして、いざおみくじを引く時です。

ただ引くのではなく明確に聞きたい運勢があったら、そのことを思い浮かべながら引くのがいいのでそうです。

運勢の順番

大吉や凶を引くと分かりやすく一喜一憂しますね。

ただ小吉や末吉を引くとやや混乱します。

一般的な運勢の順番は、

大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶

となっていますが寺院によって多少並びが違うところもあるようなので参拝に行く前に調べてみるといいかもしれませんね。

おみくじ結ぶ?持ち帰る?

いい運勢だったから持ち帰る、凶だったから結ぶとよく言われますが中吉、小吉、末吉ってどうするべきなのかいつも迷ってしまいます。

あと毎年思うのですが、年始ってとてつもなく寒いですよね。

おみくじを引いてもう少し読みたいと思いつつも結んで、寒いから早くこたつに入りたい。

と思ってしまいます。

おみくじを結ぶ事は「神様と縁を結ぶ」という意味だそうです。

凶のおみくじを結んでいくことは悪い運を持ち帰らない、そこに留めておくと言われています。

たくさん意味合いがあり迷ってしまいますが、はっきりと決まったルールはなく凶を引いたとしても持って帰ってもいいのです。

いいことも悪いことも持ち帰ってきちんと意味を読み解きこれからの戒めにしたり、モチベーションに繋げたりなんてこともできますね。

凶を引いたり、運勢が良くなかったとき

新年早々に凶を引くなんてついてない。

と思って運勢をよく読まなかったりした経験はありませんか。

まず凶を引いてもそんなに落ち込まないでください。

凶はこれ以上悪くならないことを示しています。

これから良くなると思ったら嬉しくなりませんか。

逆に大吉だったからといって傲慢にふるまったり謙虚さが欠けてしまうと不運を招き入れてしまいかねません。

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まとめ

  • 「待ち人」とは人生をいい方向に導いてくれる人や物、事柄
  • ただ単純に好きな人や意中のひとではない。
  • おみくじは昔から重要な決めごとに広く使われた神聖な占いの一種。
  • 神様の言葉を聞くということもあり、参拝するときは身を清めご挨拶をする気持ちで行いましょう。
  • 運勢の順番は一般的に大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶※寺院によって異なります。
  • 運勢に関わらず、結んで帰っても持って帰ってもどちらでも可。

あまりいい運勢でなかったとしても落ち込まないでください。

しっかりと内容を読んでご自身のポジティブな解釈で受け取って大丈夫です。

今まであまり意味など考えず運勢や特に待ち人の項目ばかり注目していました。

調べてみたら今まで自分が解釈していた意味と違う部分もたくさんありました。

この記事を読んで頂いた方がこれからおみくじを引いて今までと違う気づきになって頂けたら嬉しいです。

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