お年玉の相場って?いつまで渡したらいいのか迷わず準備する方法

「も~いくつ寝るとお正月」冬休みに入り、お正月におじいちゃんやおばあちゃん、親戚やいとこに会えるこの時期を、楽しみにしている子供たちが、たくさんいると思います。

子供たちの、お正月の楽しみの一つであるお年玉。渡す側の大人は、金額やいつからいつまであげるのかなど、けっこう悩みますよね。

私自身も子供がいて、姪がいます。2人とも、もう成人しているのでお年玉は渡しませんが、以前は毎年育っていく子供たちに「今年はいくらにしよう?」と頭を抱えていました。

親戚の子供たちにも、会えば渡していますが、人数が多いとこれもまた悩みの一つです。まわりとあまり差が出てもいけないし、年齢の近い子供が何人もいると難しいものです。

とかく忙しい師走、年齢別でだいたいの相場が分かったら、お年玉の準備もスムーズですよね。気になるお年玉の相場とマナーをご紹介します。

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お年玉の年齢別の相場って?

気になるお年玉の金額ですが、基準となるのは相手の年齢です。年齢別に相場をご提案しますので、参考にしてください。

  年齢   金額
0~2歳(乳幼児) 500円~1000円
3~5歳(幼稚園・保育園) 2000円
6~11歳(小学生) 3000円~5000円
12~14歳(中学生) 5000円
15~17歳(高校生) 5000円~10000円
18~22歳(大学生) 10000円

0~2歳(乳幼児)

500円~1000円

乳幼児にはお年玉を渡さない人も多いのですが、渡す場合は500円~1000円がほとんどです。

小さな子供に直接手渡すのではなく、できれば親御さんのいる前で渡すか、親御さんに渡したほうがいいと思います。特に、この年齢の子は硬貨が大好き。きらきら、ちゃりちゃりの硬貨はすぐに口元に持っていってしまい危険です。

飲んでしまったりしないように、十分注意しましょう。

3~5歳(幼稚園・保育園)

2000円

幼稚園や保育園に通う頃になると、園でお友達とお年玉の話題も出てくるようです。お年玉というシステムを、きちんと認識してくる頃でもあります。

しかしこの年齢の子は、遊びに夢中になると持っているものを、どこかに置き忘れることも多いです。なので、せっかく渡したお年玉を、どこかに忘れたり落としたりしたら、子供は悲しみますよね。親御さんのいる前で渡してあげるほうがいいと思います。

いただく側の親としても、どなたから頂いたのかを把握することができ、子供にお礼を伝える大切さを教えることができます。

お菓子や絵本、おもちゃと欲しいものがどんどんでてくるこの時期ですから、とても喜ぶ顔が見れると思いますよ。

6~11歳(小学生)

3000円~5000円

小学校入学をきっかけに、お年玉をあげるという人も多いようです。お菓子やおもちゃ、最近では低学年からゲームをやる子も増えているので、使い道は様々。

少しづつ金額を増やしてあげると、いいかもしれません。

私は子供に「何か頂いたら教えてね」と言っていましたが、それでも目の届く範囲でお年玉を渡していただけたほうが、ありがたいと思いました。その場で、親子そろって「ありがとう」が言えますからね。

12~14歳(中学生)

5000円

中学生になると5000円が、おおよその目安となります。ちなみに2000円以下や、10000円以上という回答は5%~10%程、5000円がきりがよく、渡しやすい金額だと思います。

中学生になると、欲しい物の幅も広がり、ゲームや文房具、雑貨など買う物の金額も高くなってきます。もちろんきちんと貯金する子も多いようですよ。

15~17歳(高校生)

5000円~10000円

高校生になると、5000円から10000円ほどです。5000円だと少ないし、10000円は多すぎるかなという場合は、6000円、7000円、8000円というように年々上げてもいいと思います。

高校生になると、友達と出かける回数も増えるので、洋服や靴に使う子も多くなってきます。

18~22歳(大学生)

10000円

大学生になるとお年玉を渡さなくなる人も多いようです。しかし、孫や甥や姪などの近い関係だと渡すことも珍しくありません。

とは言え、これはだいたいの相場です。ご自身にお子さんがいない場合は、この相場で準備するといいと思います。(親戚だったら他の親戚に聞いてみるのもいいと思います)

しかし、お互いに子供がいる場合や、子供の数が違う場合はけっこう悩みますよね。私は、自分の子が親戚の中で年齢が一番上だったので、毎年頂いた金額をメモしておきました。

その後、親戚に子供が生まれた場合、その時のメモを参考にお年玉を用意することができました。お年玉に限らず頂いたものを簡単に記録しておくことは、後々になってとっても役に立ちました。

例えば、こんな風に簡単に記録していました。

〇年〇月〇日 親戚の○○さん ¥○○〇 お年玉
〇年〇月〇日 友達の○○さん ¥○○○ 小学校入学祝い

また、身内の場合は親戚同士で相談をして、だいたいの金額を決めるのもいいと思います。

そして、これまた悩むのは子供の数が違う場合ですよね。自分のほうが子供の数が多い場合、なんだか申し訳ない気がしてしまいます。私の場合、そんな時はお年玉とは別に図書カードを「本でも買って」とお渡していました。

図書カードは、お財布に入ってしまうサイズです。私はいつも新品の図書カードを、財布に入れて持ち歩いているのですが、急にお友達の家に寄ったときなどに、そこの子供に渡せるのでとても便利です。

それにしても、お年玉をもらった時の子供の笑顔って、ほんとにいい笑顔ですよね。見ているこっちまで、ほっこり幸せな気持ちになります。

お年玉っていつからいつまで渡せばいいの?

「お年玉って赤ちゃんに渡してもわからないかしら?」と迷っている方も多いはずです。お年玉は、早ければ0歳から渡す人もいます。

この年齢では、まだお金が何かわからないので、本人にあげるというよりも、お正月のお祝いで渡す人が多いようです。また、自分に子供がいて、頂いている場合は、その感謝の意味を込めてお渡しすることもあると思います。

では、「お年玉っていくつになるまで渡せばいいの?」これも、悩みどころです。高校生までは、だいたいの子供がお年玉をもらうそうです。

一般的にお年玉を渡さなくなるきっかけは、高校の卒業や成人です。また社会人を目安とする場合もあると思います。

社会人で収入があると、渡すことは少なくなりますが、大学生で収入があまりない場合は渡す人も珍しくありません。頂く側も、この年になると嬉しいような、恥ずかしいような気持ちだと思います。

いずれも、その子との関係性で判断するといいと思います。

そもそもお年玉って何?

今のお年玉の中身はお金ですが、昔のお年玉はお餅でした。五穀豊穣の神様である年神様をお迎えするために、門松やしめ縄などの正月飾りを準備して、実り豊かな1年を祈願しました。

鏡餅を飾るのは、家にいらした年神様の依り代になるようにという意味で、餅玉には年神様の「御魂」(みたま)が宿ります。この餅玉を家長が家族に「御年玉」として分け与えました。

今でもお正月に年神様に扮した人が、各家を回り子供たちに餅を配る地域もあるそうです。「子供たちが元気に幸せに育ってほしい」そんな思いのこもったお年玉なんですね。

お年玉の準備をしよう

師走になると仕事も忙しくなり、忘年会や大掃除、お正月の準備とあっという間に、年末になってしまいます。ついつい忘れてしまうことのあるお年玉の準備、「忘れた!」ということのないように早めにしておきましょう。

お札は新札を用意しましょう

お札は、できるだけ新札を用意しましょう。絶対にというわけではありませんが、渡す側も頂く側も気持ちがいいですよね。一般的な方法としては、銀行や郵便局の窓口で新札に両替してもらうか、銀行の両替機を使います。

ただし、年末年始は銀行や郵便局の窓口は営業してないので、早めに用意しておく必要があります。

2019年郵便局・銀行営業日は?

郵便局は、12月28日(土)29日(日)が休みで30日(月)は通常営業。

銀行の最終営業時間は12月30日(月)午後3時(りそな銀行は午後5時)です。

ATMでの両替は、ご自分の口座がある銀行でしたら1日1回無料でできます。(キャッシュカードか両替専用カード使用で、三菱UFJとみずほは10枚まで、三井住友は500枚まで、りそなは50枚まで無料)その際、新札の指定を忘れないようにしましょう。

年末は窓口もATMも混みますし、当日分の新札がなくなり次第、新札の取り扱いが終了してしまう場合があるので、なるべく早めに両替しておくといいと思います。

新札が用意できない場合には

それでも両替を忘れてしまったり、新札がたりなくなってしまったときにはアイロンで対処しましょう。

折り目の浅いお札を選んで、水250mlに洗濯のり大さじ1を混ぜたものを霧吹きに入れてお札に吹きかけます。ハンカチなどをあてて低温で様子を見ながらアイロンをかけましょう。(ホログラムにアイロンが当たらないように注意)

これで、だいぶしわが伸びますので、見た目はよくなりますよ。

ポチ袋の用意をしよう

お年玉や御祝儀を入れる小さな紙製の袋のことを、ポチ袋と言います。

ポチ袋はお年玉だけでなく、心づけを包む時にも用いられます。(ただし、お年玉と書いてあるものは、お年玉にしか使えませんので注意して下さい)

インターネット上で、無料でポチ袋を作れるサイトがあったので作ってみました。作り方は簡単!印刷して、はさみで切ってのりで貼るだけです。

ペーパースタジオ

ペーパーミュージアム

ポチ袋を用意したら、表面の左上に「○○ちゃんへ」「○○くんへ」と、子供の名前を書いても良いでしょう。裏面の左下には自分の名前を書きましょう。

イラストなどが書かれていて、絵を描くスペースがない場合は、空いているところでいいと思います。また、予定していなかったお年玉を渡すケースに備えて、お年玉を渡すポチ袋は多めに用意しておいてください。

とてもかわいいものやおしゃれなものが売っているので、どのポチ袋にするか選ぶのも楽しいですよ。

お年玉はいつまでに渡せばいいの?

お年玉を渡す期間として、お正月自宅の玄関に門松を飾る期間の「松の内」までを目安にします。
・関東地方は1月1日から1月7日
・関西地方は1月1日から1月15日
しかし、お年玉は気持ちなので、1月中なら渡すという人も多いと思います。

ポチ袋へのお金の入れ方は?

紙幣は肖像があるほうが表なので、開いたときに表が見えるよう表を内側にし、左→右の順に3つ折りします。複数枚のお札を入れる場合は、重ねて折ってください。

ポチ袋を表に向け、折った紙幣を天地が逆さまにならないようにして入れます。硬貨も表にして入れましょう。

お年寄りやご両親に日ごろの感謝を込めて渡す際の表書きは「お年賀」「御慶」や「新年御挨拶」です。

また、喪中の場合、亡くなられてから90日は、故人の冥福を祈るための喪服期間であるため、御祝い事は一切控えたほうがいいと思います。

喪服期間が過ぎれば、子供へのお年玉は渡してよいと考えられていますが、御祝い事を控える方が良いため、「お小遣い」のような表記に変えて、お渡しすると良いでしょう。無地の袋に入れて、元旦を避けて渡す配慮をするといいと思います。

お札をきれいに折る方法

お札の三つ折りって、難しいですよね。これを見れば、ぴったり三つ折りにする方法がわかりますよ。

 

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まとめ

年神様からの賜り物に由来するお年玉は、お正月の楽しみとして子供たちが待ちわびる御祝いです。お年玉は子どもたちにとって、重要な資金源であり、ずっと欲しかったものを買うチャンスです。

欲しいものは「おもちゃ」「ゲーム」「アクセサリー・服」が上位にランクインしていますが、トップはなんと「貯金」です。

何に使うにしても、子供たちが喜んでくれる姿を見られることが、幸せですよね!久しぶりに会うと思っていたより、大きくなっていてびっくりしますよね。

今年も子供たちの笑顔を思い浮かべながら、お年玉の準備をしましょう。それでは、どうぞ良いお年を迎えられますように。

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