寒中見舞いの時期っていつ?だしそびれた場合はどうするの?

そもそも寒中見舞いってなんでしたっけ?と一瞬頭に過りました。

私が中学生くらいの頃でした。
我が家に不幸が訪れた際に、’寒中見舞いとは何かと言う事を母から教わりました。

大人なら知っていて常識らしいです。

私が母から教わった私寒中見舞いの出し方をわかりやすく解説していこうと思います。

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寒中見舞いとは?

寒中見舞いとは、寒い季節を迎える冬の時期に送る相手への体調の気遣いと、こちらの状態の報告をするお便りになります。

また、相手が喪中で年賀状を出せない場合にも送れるお葉書のことです。

私が寒中見舞いについて知ったのは、中学生の頃でした。

2月頃、私は4人もの両祖父母を順番に亡くすという悲しい出来事がわが家を襲いました。

その年の、11月頃になってから母が言いました。

「来年の新年には年賀状を出せないし、送ることもできないよ。だから友達に年賀状は出せないって言っておくのよ。」

その言葉を聞いた私は「なんで?」と返事しました。

すると母は「年賀状って’新年あけましておめでとうございます’って書くでしょ?去年に不幸のあったお家にはおめでたくない話だから送っちゃダメってなってるの。」とのこと。

私は、「去年、不幸があった人(喪中の人)に年賀状を送れない場合は他に何か送るの?送らないの?どうするの??」と、母へ質問しました。

「年賀状の代わりに、寒中見舞いって言って、健康を気にしてくれてるハガキを送ってくる人がいてるよ。

寒中は漢字で’さむい、なか’って書くから冬の時期でしょ。

で、お見舞いって言葉ついてるでしょ?だから、お元気にしていますか?私はあなたの体調を気にしています。

風が冷たくなってきたのでお体に気を付けてくださいね。って内容のハガキです。

寒中見舞いでハガキを出してくれるお友達がいるなら、学校行ったときに、そう伝えときなさいね。

我が家は喪中だから、年賀状いらないけど寒中見舞いなら受け取れるよって。

本来なら、喪中はがきでお家に不幸がありましたって送っておいて、お返事を寒中見舞いで頂くけども、まだあなたは送らなくていいよ。子どもだから口頭で言っておいで。

大人になったら、これは知っとかないとだめよ。常識だから。」

と、私は母より’寒中見舞いについて’教わりました。

寒中見舞いをだすタイミングはいつからいつまで?

寒中見舞いはお正月気分が過ぎ去ってからの投函になります。

関東では1月7日から、関西では1月15(松の内があけてから)~2月4日(立春)頃までです。

私の母の説明に戻りますね。

「ちなみに、寒中見舞いは出すタイミングがあるからね。

年賀状を出したり受け取る時期の1月1日~7日くらいまでの間は避けて寒中見舞いを出す事になってるからね。

この時期は松の内って言うんだよ。

たしか、一般的には東京とかは松の内の日が終わる頃は1月7日で、関西は15日くらいまで。その過ぎた日から寒中見舞いを送るの。

いつまで寒中見舞い出せたかな?2月までだったかな?お母さんもちょっとそこらへん、あやふやだわ。

とにかく、松の内の日まではお祝い事の時期だから、年賀状と、寒中見舞いはかぶらないようにね。

それ以降なら寒中見舞いでハガキを出せるからね。

あとは、年賀状を出しそびれた人が寒中見舞いでハガキを送る人もいてるよ。

年賀はがきで、寒中見舞いはを送るのはだめよ」と母が話してくれたのを覚えています。

松の内って何?

松の内とは門松を飾る時期のことで、1月1日から関東は1月7日、関西では1月15日までの事です。

私は「松の内ってなに?幕の内弁当のできた日?何その日?」と母に聞きました。

我々の会話を聞いていた父が爆笑していたのを覚えています。

父より「門松飾る時期や。新年年越しの。」と短い説明が入りました。

当時の私は「門松って?」とさらなるおバカ発言をいたしました。

父の爆笑は止まりません。

爆笑しながら、父は「門松知らんか?常識やで。昔は家の玄関とかに門松って言って、松とか竹とかでできた飾り物を新年の祝い事で置いてたんや。その時期のことや。覚えとけ。」

ですよね。はい。今なら分かります。

無知だった幼いころの私の発言をさらけ出すのはお恥ずかしいですが。

こんな感じでおバカすぎる娘にも分かりやすいように我が家の両親は教えてくれていました。

寒中見舞いを送る目的

寒中見舞いを送る目的としては

  1. 喪中ハガキのお返事として送れる。
  2. 喪中をだしそびれて年賀状を頂いた場合。
  3. 年賀状をだしそびれた人が新年のご挨拶として送る場合。
  4. 季節変わりによる、健康を気遣うご挨拶として。

寒中見舞いをだしそびれても大丈夫?

寒中見舞いの時期を過ぎても、余寒見舞いといって、同じような目的で送れますよ。

寒中見舞いをだしそびれても、代わりに余寒見舞いで喪中に対してのお返事や、年賀状のお返事、季節のご挨拶に使用できます。

これは、春の始まり’立春’が訪れましたが、まだまだ寒さが残っているので、健康に気を付けてくださいと言う内容のハガキになります。

余寒見舞いは寒さの続いている時期の2月末頃までに投函して送るのが一般的なようです。

時期は2月4日(立春)~2月末。

私は門松の質問をした後に、私は父へ
「寒中見舞いのその時期を過ぎてしまったらどうするの?」と聞きました。

父は「出さんでもいいんちゃう?そのまんまでも?」と。

すかさず母は

「喪中をだしそびれて、年賀状とかももらわなかった時は出さなくていいけど、喪中ハガキ一昨年くらいにかな?頂いたとき覚えてないのお父さん?

寒中見舞い出せてなくて文句言われてたの。

余寒見舞いで出したかなー。喪中ハガキもらったらお返事するのが常識かな。」

他の家族さんが文句をおっしゃっている事を聞いた私は、常識的には何かお返事をしなくてはいけないが世の中なのねと、母の発言を聞いてそう思いました。

近所付き合いって難しいんですね。

マナーとか常識に囚われているので、知っておかないと人間関係のお付き合いは難しいんだなーと幼いその時期に感じました。

喪中のお返事にはマナーとして送るほうがいいかもしれませんね。

でないと我が家の様に噂されてしまうかも。

寒中見舞いと余寒見舞いの文章

私は、寒中見舞いも余寒見舞いも送る目的によって書き方が違うと思います。

同じ文章で送ってしまっては、喪中のお相手や、なぜ寒中見舞いを送ってきたのか?目的がはっきりしません。

わざわざ上のログまで戻って読み返すのは面倒なので、送る目的をもう一度登場させておきますね。

寒中見舞い・余寒見舞いを送る目的

  1. 喪中ハガキのお返事として送れる。
  2. 喪中をだしそびれて年賀状を頂いた場合。
  3. 年賀状をだしそびれた人が新年のご挨拶として送る場合。
  4. 季節変わりによる、健康を気遣うご挨拶として。

私が思う文面を書いてみました。

1.喪中を頂いた方へのお返事としての寒中見舞い

「寒中お見舞い申し上げます。喪中と伺いましたので、新年のご挨拶は控えさせていただきました。

この度はご愁傷さまでした。○○様の健康とご多幸をお祈り申し上げます。今年度も家族ともどもよろしくお願い申し上げます。」

寒中見舞いについてと、喪中だったので挨拶できなかったのでこのハガキでご挨拶の文面を入れてみました。

また、健康にも気を遣うお葉書なので健康をお祈りする文章を書いてみました。

私はこれでいいと思っていました。

でも、調べてみたところ大失態を犯しておりました。

バカにして笑っていいですよ。

正しい文面はこんな感じになります。

「寒中お見舞い申し上げます。ご服喪中と伺い、年頭のご挨拶を差し控えさせていただきました。このたびはご愁傷さまでした。○○様の突然のご他界を知って驚いております。

謹んでお悔やみ申し上げます。皆様におかれましてはお忙しい日々をお過ごしのこととお察しいたします。厳寒の折、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」

’厳寒の折’は寒い時期の時にと言う意味です。

私の考えて作ったヘッポコ文章には、喪中に対しての’お悔’が入っていなかったですね。

さらに、新年の挨拶目的では無いのに’今年度も家族ともどもよろしくお願い申し上げます’。なんて文章はNGです。

’本年も’、’今年も’、’よしろしく’などの挨拶のように使うキーワードを私は入れておく必要があると思って使用しましたが、喪中に関連する内容のお葉書に、これらの言葉を使ってはいけないようです。

なんとお恥ずかしい失態。(笑)

もう考えません。恥ずかしいです。次からは普通の例文だけ載せておくことにします。

2.喪中をだしそびれて年賀状を頂いた場合

決まり文句:寒中お見舞い申し上げます。

年賀状を頂いたお礼:早々にご丁寧な年頭のご挨拶を頂きましてありがとうございました。

喪中の理由とお詫び:
昨年の○月に○○が他界いたしました。喪中の為、年始のご挨拶は差し控えさせていただきました。
ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

相手の健康を気にかける言葉:厳寒の折、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

年号何月:年号 1月

3.年賀状をだしそびれた場合

決まり文句:寒中お見舞い申し上げます。

相手の状況を尋ねる言葉:皆様いかがお過ごしでしょうか。

お詫び:年始のご挨拶が遅れまして大変申し訳ございません。

こちら側の近況:家族全員健康にすごしております。

相手の健康を気にかける言葉:まだまだ寒さが続きますのでお体にはお気を付けください。

年号何月:年号 1月

4.季節代わりによる、健康を気遣うご挨拶

決まり文句:寒中お見舞い申し上げます。

相手の健康を尋ねる言葉:皆様おかわりございませんか。

こちら側の近況:こちらは病気もなく元気に暮らしています。

相手の健康を気にかける言葉:
まだまだ寒さが続きますので、体調をくずされぬよう、ご自愛ください。

年号何月:年号 1月

余寒見舞いの文面

余寒見舞いも寒中見舞いと同じように書くそうです。
1例だけ記載しておきます。

決まり文句:寒中見舞い申し上げます。

相手の健康を尋ねる言葉:皆さまいかがお過ごしでしょうか。

必要時にお詫びの言葉:年始のご挨拶が遅れまして大変申し訳ございません。

こちらの状況:皆穏やかに過ごしております。

相手の健康を気にかける言葉:皆様のご健康とご多幸をお祈りしています。

年号何月:年号 2月

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まとめ

・寒中見舞いとは、年賀状とは別でのご挨拶です。
・寒中見舞いの時期:1月7もしくは1月15日(松の内あけ)~2月4日(立春)
・寒中見舞いをだしそびれてしまったら、余寒見舞いで代用できる。
・余寒見舞いの時期:2月4日(立春)~2月末
・寒中見舞いや余寒見舞いの文面で、喪中に関連する内容の場合は特に気を付けましょう。

この記事では主に’お葉書’を使う内容になっていると思います。

ですが、関連した他の記事をお調べすると、電子媒体でのやりとりも増えてきています。

個人的にはメールやLINEを使用しての’寒中見舞い’や’余寒見舞い’も可能ではないかと思います。

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