寝る前にはちみつを食べる3つの効果!真偽の程を検証してみたよ!

あなたは、はちみつはお好きですか?

好きでよく食べるという方も全く食べたいという方もいらっしゃることでしょう。

私は愛用している料理本にはちみつを使うレシピがたくさん出てくるので、はちみつは常に台所に置いてあります。

なんとなく体にいいイメージがあったので、コーヒーや紅茶にも砂糖ではなくはちみつを使うのがクセになってしまいました。

最近寒いので寝る前にも温かいものを飲みたいなと思うことがあるのですが、寝る前にはちみつを食べたらやはり太るのでしょうか。

なんとなく不安になって調べてみたら、寝る前にはちみつを食べる効果に関する色々な噂があることがわかりました。

大きく分けるとその効果は3種類。 

1.安眠効果

2.ダイエット効果

3.虫歯予防効果

の3つです。

これが全部本当だったら毎晩でもはちみつを食べてもいいくらいですね。

でも嘘だったら大変。

そこで、本当にこの噂を信じていいものなのかどうかを自分なりに調べてみました。 

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安眠効果

はちみつは甘くて美味しいです。とろとろした質感も眠りを誘いそうで、いかにも安眠できそうな気がしますね。

はちみつの安眠効果は、成分の中にトリプトファンという必須アミノ酸が含まれていることから言われているようです。

食品成分データベース(文部科学省)で調べると、確かにはちみつ100g中に3.7mgのトリプトファンが含まれていると記載されています。

人間は脳の中でトリプトファンを原料としてセロトニンという物質を生成します。 セロトニンの生成は強い光をあびると促進されますので、この反応は主に太陽が出ている昼間におきます。

夜になると、セロトニンはメラトニンという物質に変わります。このメラトニンが睡眠を促すことが安眠効果の根拠となっています。

ただし、メラトニンの生成は、起きてを浴びてから14時間から15時間たたないと始まりません。そしてメラトニンができてから眠気を感じるまで2時間くらいかかります。

つまり安眠効果を得たいなら、夜寝る前にはちみつを食べても遅すぎるのです。 

また、100g当たり3.7mgという含有量もそれほど多いものではありません。木綿豆腐にははちみつの27倍、100g当たり100mも含まれています。

値段も豆腐の方が断然安いですし、安眠効果を得るには朝ごはんに豆腐を食べる方が良いでしょう。 

以上から「寝る前にはちみつを舐めると安眠効果がある」という噂は信じない方が良い、と結論づけられました。

ダイエット効果

寝る前にはちみつを食べるとダイエットできる。

二つ目の噂はこんな驚きの効果でした。寝る前に甘いもの食べて痩せるなんて信じられますか。本当にこんなことが起きるなら楽ですよね。

期待と疑いの気持ちを持って調べてみたところ「人生を変える夜はちみつダイエット」という本を発見し、あまりにも気になったので思わず買ってしまいました。

本を読み終えてどういうダイエットなのか一通り理解してみました。 

信用できて、楽なダイエットなのか

夜はちみつダイエットはある程度信用できると思いました。ただし、全くもって楽な方法ではありませんでした。

表紙には「寝る前に大さじ一杯舐めるだけ」と書いてあるのですが、中を読むと全く違うことが書いてありました。

その中では6人の患者さんがこのダイエット方法を試しているのですが、普段の生活に夜はちみつの習慣だけを足した1名の患者さんは、結果的に太っていました

後の5人の方はダイエットには成功していたのですが、寝る前にはちみつを食べるだけでなく、別のことも同時に行なっていました。

夜はちみつダイエットに絶対に外せないあることとは?

実はこのダイエット、そんなに珍しいことを言っているわけではないのです。

本の中にはこう書いてありました。

食事療法と運動療法はダイエットの二本柱です

引用:人生を変える夜はちみつダイエット

夜はちみつダイエット法は食事療法運動療法がきちんとできている人が、さらに脂肪を減らすための方法です。

逆に言うと食事療法と運動療法がきちんとできていなかったらあまり効果はないと感じました。 

食事療法と運動療法をきちんとしてるのにどうしても痩せないという方に限ってはこの方法を試す価値があります。

どうしてはちみつで痩せるの?

夜はちみつダイエットは、眠っている間の脂肪の分解を促進するダイエット方法です。

人は誰でも、眠っている間に中性脂肪を燃料として使いながら傷ついた細胞の修復などを行っています。

みんなが持っている能力なのですが、ダイエット中の方は元々糖質を制限していたりして、脳がエネルギー不足になっています。

脳にエネルギーが足りないと、 脂肪の分解などの指令をうまく出すことができないので今一つ代謝が進みません。

そのためのエネルギー源としてはちみつを補給するのです。はちみつを使う理由は、糖分の種類が最適だからです。

はちみつの成分はブドウ糖果糖で90%以上を占めます。どちらも単糖類と言われる糖類で、そのままの形で体に吸収できます。

つまり、消化する必要がないので、寝る前に食べても胃腸への負担が少ないのです

また、ブドウ糖だけでなく果糖も同じぐらい含まれているのがポイントです。

果糖はブドウ糖に比べて吸収の速度が遅いので、血糖値の急激な上昇を招きにくいのです。

血糖値が上がると脂肪の分解に必要な成長ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。これでは本末転倒ですね。

そこで果糖とブドウ糖が両方入ったはちみつが適しているというわけです。

以上から、「寝る前にはちみつを舐めるとダイエット効果がある」という噂は食事療法と運動療法がきちんとできている人に限っては信じて良いという結果になりました。 

虫歯予防効果

はちみつの効果について調べていた時最も驚いたのが虫歯予防効果でした。

甘くてネバネバしたはちみつが虫歯予防に効くなんてとても信じられません。

この噂はどこから来たものなのでしょうか。

調べてみると虫歯予防効果があると言われるのには二つの理由があることがわかりました。

抗菌作用がある?

1つめの理由ははちみつの抗菌作用です。

虫歯というのはミュータンス菌という原因菌が悪さをして起こる病気です。

抗菌作用があるならば 虫歯が抑制できると考えるのは不思議ではありません。

しかし、調べていくと「純粋はちみつが必ずしも抗菌効果をもつとは限らない」という論文を見つけました。

実験で、何種類かの純粋はちみつで抗菌効果をしらべており、

純粋ハチミツに必ずしも高い抗菌効果があるわけではなく、マヌカハチミツなど一部のハチミツにのみ高い抗菌効果があることが明らかとなった

引用:純粋はちみつが必ずしも抗菌効果をもつとは限らない

という結果でした。

抗菌効果は否定された訳ではないのですが、どのはちみつが有効かはまだ調べる余地がありそうです。

歯石の蓄積を予防する可能性が証明されている

もう1つの理由は2008年に日高三郎さんが発表した研究結果で、10種類のはちみつに歯石の蓄積を予防する可能性があるということが証明されていました。

山田養蜂場とミツバチ健康科学研究所が出したレポートには

10種類のハチミツは歯磨き粉やマウスウォッシュ(洗口剤)に適している素材となる可能性が示されました。

引用:はちみつが歯石の予防に有用

と書かれています。これがはちみつの虫歯予防効果の根拠になったようです。

しかし、私がこのレポートを見て感じたことは 

「寝る前にはちみつを食べれば虫歯にならないということではない」ということです。

なぜならこの実験環境にはミュータンス菌が存在しないからです。

ミュータンス菌は口の中で糖分を原料に酸を作り出して歯を溶かします。糖分にはブドウ糖や果糖も含まれます。

はちみつを食べたら、歯石が出来るのを止める効果と、 ミュータンス菌が酸をつくる反応が同時に起こるはずです。

ミュータンス菌が酸を作る反応の方が沢山起きた場合は、結果として虫歯ができるでしょう。

日高さんの実験の結果はあくまでも、「はちみつが歯磨き粉やマウスウォッシュの原材料になる可能性がある」というだけの話です。

この働きはハチミツに含まれるフラボノイドと有機酸が関係しているのではないかという結果でした。

つまり、ハチミツの成分の9割を超える糖分の働きはこの実験結果には現れていないのです。

以上から、寝る前にはちみつを食べると虫歯予防効果があるという噂は信じられないという結果になりました。

そうでなくても睡眠中は虫歯や歯周病になりやすい時間です。

はちみつを寝る前に食べるのであれば、きちんと歯磨きをしたほうが良いでしょう。

はちみつの選び方

さて、ダイエット効果を狙って夜はちみつを食べると決めた時に悩むのがはちみつの選び方です。

結論から言うと、「純粋はちみつ」と書かれたものを選びましょう。

市販されているはちみつは主に3種類あります。

  • 純粋はちみつ
  • 加糖はちみつ
  • 精製はちみつ

精製はちみつはミネラルなどが取り除かれてしまっていることもありますし、加糖はちみつは無駄な糖分が添加されているため消化に時間がかかったり血糖値が急激に上昇する可能性があります。

夜はちみつダイエットの本では国産の純粋はちみつを推奨していますが、ブドウ糖と果糖を含有していれば問題ありませんので、国産にこだわる意味はないでしょう。

またはちみつの加熱処理を気にする方もいるのですが、採取したはちみつを瓶に入れたり、不純物をろ過する過程で、ある程度の加熱は行われているのが普通です。

これだけは気をつけて!

はちみつの取り扱いで絶対に気を付けなければいけない事が一つあります。

それは0歳の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないということです。

体にいいと思った食品で赤ちゃんが亡くなるなんて考えたくもありませんよね。

赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあります。

ボツリヌス菌は毒性も強く熱にも強い厄介な菌で、実際に赤ちゃんがはちみつを食べて亡くなった例もあります。

与えないのはもちろん、はいはいが出来るようになったら赤ちゃんの手の届くところには絶対に置かないようにしましょう。

赤ちゃんのお世話をお願いするときには、念の為その方にもしっかり伝えておきましょう。

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まとめ

寝る前にはちみつを食べると色々な効果があると噂されています。

その噂の真偽のほどを確かめたいとあれこれ調べてみましたが、結果は厳しいものでした。

安眠効果と虫歯予防効果は信じるべきではない。

ダイエット効果は、食事制限と運動制限をきちんとできた人だけ効果が期待できる。

ダイエットではちみつを試す方は「純粋はちみつ」を選ぶと良いでしょう。

また、はちみつは0歳の赤ちゃんには絶対に食べさせてはいけません。乳児ボツリヌス症で命を落とすことがあります。

とはいえ、はちみつには様々な栄養素やミネラルが入っており、食べる時間を間違えなければ身体に良い食品であるのは間違いありません。

せっかくのはちみつを虫歯や肥満の原因にしないように、食べる時間には十分気をつけたいものですね。

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