夕ご飯を食べたあとから寝る前の何時間か、この時間に小腹が減ることはありませんか? そんな時どうしても私は何か食べてしまって、あとあと胃もたれして後悔します。
それに、寝る前にカロリーを取ってしまうと、そのまま体のお肉になってしまうんですよね。残念ながら、欲望に逆らえずに何でも食べちゃっている私の身体には、どんどんお肉が付いてきています。
さすがにまずいなと思いつつも、癖になったものをすんなりやめられません。なので、代わりに食べてもいいよというものがないだろうか、と探してみました。
それが、ヨーグルトです。
ヨーグルトは朝ごはんに食べるイメージがありますが、実は寝る前に食べることである一定の良い効果が期待できるそうなのです。
小腹が減った時のうれしい味方、ヨーグルトの魅力に迫ってみましょう。
寝る前ヨーグルトは太らない?

寝る前にヨーグルトを食べることには、良い効果が期待できるそうです。
ダイエットをしている人ならば、「そもそも寝る前に何かを食べると太るんじゃないの?」という疑問がわきますよね。
それがヨーグルトであっても同じじゃないの?と考えるのは普通ですし、私も同じです。
確かに、いくら効果が期待できるヨーグルトであっても、「食べすぎる」ともちろん、他の食材を食べるのと同じように太ります。
しかし、食べる量や食べるタイミング、食べ方で、身体に良い効果や、一定のダイエット効果が期待できるんです。
寝る前ヨーグルトの効果
いくら身体に良い効果があるとしても、食べすぎると逆効果になりますので、食べすぎないということを前提にお話しします。
睡眠の質を上げてくれる
そもそも、寝る前に何かを食べると太る上に眠りづらくなる、というのが常識ですよね。しかし、寝る前に150~200キロカロリー程度のものをおなかに入れた方が、睡眠の質が上がるらしいんです。
ただし、炭水化物だけを食べる、と言うのは太るのでNGです。炭水化物+たんぱく質、もしくは良質のたんぱく質の食材が良いそう。
そこで、ちょうどよい食材がヨーグルトなのです。
ヨーグルトや牛乳と言った乳製品、納豆などの豆類には、トリプトファンが含まれています。
トリプトファンとは、食品のたんぱく質に含まれるアミノ酸で、心を健康にしてくれるセロトニンや、心地良い眠りをもたらしてくれるメラトニンと言った物質の原料です。
また、乳製品にはカルシウムが含まれています。実はカルシウムには鎮静作用があります。イライラすると寝つきが悪くなるなんてことありませんか?
ストレスで興奮してしまった神経を落ち着かせるにはヨーグルトが効果的と言うわけです。
これらの主な2つの物質のダブル効果で、睡眠を促し、更に睡眠の質をも上げてくれるのです。
整腸効果がある
ヨーグルトに含まれる乳酸菌とビフィズス菌は善玉菌の1つです。腸の中を弱酸性にすることで悪玉菌が増えるのを抑えてくれます。
腸が最も活発に働いてくれるのが人間が眠っている夜の時間帯です。そのときに腸にこの善玉菌がたくさん届けば、腸内環境を良くしてくれ、腸の働きが活発になり、便を外へ押し出しやすくしてくれるのです。
便が出るようになれば、身体もすっきりして一定のダイエット効果も期待できそうです。便秘でお悩みの方は、寝る前ヨーグルトを試してみる価値がありますね。
ちなみに、私は便秘気味なので、さっそく寝る数時間前にヨーグルトを食べて眠ってみました。翌朝、出ました!(偶然だったのかもしれませんが) これからも続けてみたいなと思います。
寝る前に食べるタイミング
寝る前にヨーグルトを食べるタイミングはずばり、就寝の2~3時間前でかつ夜22時~夜中の2時の間がベストです。自分が寝る時間を決めて、そこから逆算してみると良いでしょう。
寝る直前に何かを食べることは良くないということはよく聞きますよね。寝る直前に、ヨーグルトに限らず何かを食べれば胃が消化活動をはじめ、それによって寝つきが悪くなってしまうからです。
また、夜の22時~深夜2時ごろは腸が最も活発に動いている時間帯で、腸のゴールデンタイムとも呼ばれているそうです。
そして、寝る前は胃酸の分泌が弱まっている時間だそう。寝る少し前にヨーグルトを食べることでヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌と言った善玉菌も、生きたまま腸に届きやすくなるのです。
寝る前ヨーグルトの効果的な食べ方
寝る前にヨーグルトを食べることに良い効果が期待できます。しかし、やはり夜に食べますので、食べ過ぎると太る原因になります。
それに食べすぎは消化の面でも良いとは言えません。寝る前にヨーグルトを食べる場合は以下のことに気を付けましょう。
食べる量は200gまで
健康的なヨーグルトとは言え、カロリーがあります。乳製品ですのでカロリーはどちらかと言うと高めです。
ですので、100~200g程度の量を守りましょう。
無糖ヨーグルトを選ぶ
そもそものカロリーが高いので、無糖ヨーグルトや脂肪ゼロのヨーグルトを選ぶようにしましょう。
加糖のものやはちみつのかかったもの、フルーツが入っているような甘いヨーグルトはできるだけ避けましょう。
温かくして食べる
ヨーグルトに限らず、冷たいものを食べると胃に負担がかかる上に腸が冷えて身体の体温が下がり、代謝も落ちると言われています。また、体温が下がると免疫力も下がります。
ですので、ヨーグルトを温めて食べるのが良いのです。
ただし、加熱をしすぎるとせっかくの乳酸菌やビフィズス菌が死んでしまいますので、40℃くらいに温めたものを食べるのが大切です。
乳酸菌がよく働く温度が40℃くらいと言われていますので、電子レンジで調節できそうならぜひ、ホットヨーグルトを試してみてください。
ホットヨーグルトの作り方

材料は以下の通りです。
- プレーンヨーグルト 100g
- 水 ティースプーン1杯程度
水は加熱したときにヨーグルトが分離するのを防ぐために入れます。気にならない方は入れなくても大丈夫です。
水の代わりにはちみつを入れたりすることもできますが、カロリーが気になる方はプレーンのままにしましょう。
そして500wのレンジで約40秒間加熱するだけです。(電子レンジの機種によって違いますので、様子を見て加熱するのが良いかと思います)
まとめ
- 寝る前にヨーグルトを食べすぎると太るが、気を付けて食べること安眠効果や整腸効果が期待できる
- 寝る直前にヨーグルトを食べると身体に負担がかかるが、タイミングを考えて食べると大丈夫
- 寝る前にヨーグルトを食べるときは量とそのタイプに気を付ける
- ヨーグルトは冷たいままではなく、温かくして食べるのが効果的
ヨーグルトは健康食品ですが、食べ方次第でこんなに身体に良いとは思ってもみませんでした。これからは小腹が減ったらお菓子…ではなく、できるだけヨーグルトを食べようかなと思います。
ただし最後に少し注意点が。
ヨーグルトといってもたくさん種類がありますし、商品によっては使われている菌に違いがあります。人によって合う菌と合わない菌があります。
ここで書いたように寝る前にヨーグルトを食べたのに、しばらくしても一定の効果が得られない人は、様々なヨーグルトを試してみてくださいね。
私も次の買い物でプレーンヨーグルトを買いたいと思います。最近でぐっすり眠れない日々も続いていることですしね。
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