個人的には炭酸が強いコーラが嫌いなので飲むことはありませんが、友人曰く、スポーツや仕事を頑張った後に飲みたくなるのがコーラだと言っていました。
仕事が終わって直ぐに寝たいので帰宅してから就寝準備のシャワー後が特にコーラを飲みたくなるようです。
疲れた体が炭酸と糖分を要求してどうしてもコーラが飲みたくなるそうですね。
あなたもそのような経験があるのでしょうか。
コーラ嫌いの私には理解し難いですが、寝る前にコーラを飲むと本当に太るのでしょうか?
寝る前にコーラを飲みたい方へ。
自分の体を大切にしてほしいので、この記事を書きました。
寝る前にコーラを飲むと太る理由

寝る前にコーラを飲むと太るのは誰でも理解できると思います。なぜなら、砂糖が沢山入っているし、寝る前に飲んでしまうと飲んだ全てのカロリーの消費をしきれないからです。
詳しくは下記をご覧くださいね。
コーラの糖分

コーラに糖分が沢山入っているの事は知っていますが、どのくらい入っているのかまでは調べるまで知らなかったです。
コーラ1本は500mlです。100mlに対して11.3gの糖分が入っています。
つまり、1本につき11.3g×5=56.6gです。
およそ角砂糖14個分、上白糖だとおよそ大さじ6杯分です。
糖分で太るメカニズム
糖分を摂取すると、血糖値が高くなります。
血糖値が上昇し過ぎてしてしまうと人は昏睡状態(高血糖状態)に陥ってしまいます。
この血糖値の上昇を抑えようと働くのがインスリンと言われる膵臓から分泌されるホルモンの1種です。
インスリンの作用には沢山ありますが、掻い摘んで少しだけ載せておきますね。
<インスリンの作用>
- 血糖値を下げる
- 脂肪分解の抑制
- 脂肪の合成促進
インスリンは高血糖の血液から、糖を回収して血液内の血糖値を下げる効果があります。
この回収された糖は体内のエネルギー源となるために蓄積されて脂肪を合成し、そこから排出されて活躍しますが、エネルギーを消費しきれなかった場合でも脂肪を合成・蓄積を行い、さらに太る原因となります。
ですので、冒頭からもお伝えしていますが、入眠前にコーラを飲んでしまうと後は寝る準備や寝るだけにしかエネルギーを使いませんよね。
と言うことは、確実に太りますね。
どのくらいのカロリーを得て太ってしまうのでしょうか。
気になるのでもっと詳しくカロリー計算をしてみましょう。
カロリー消費計算方法
1分間体重1kgあたりに消費されるのは0.0170カロリーです。
補正係数として使用されるのが
男性 | 20歳代で1.00 | 30歳代で0.96 | 40歳代で0.64 |
女性 | 20歳代で0.95 | 30歳代で0.87 | 40歳代で0.85 |
私の場合だと30代、45kgで睡眠時間は6時間です。
45(kg)×0.0170(カロリー)×360(分)×0.87(補正係数)=239.598(カロリー)
6時間睡眠で意外に消費してますねー。
では、糖分摂取した分のカロリーを消費できるのか計算してみましょう。
砂糖の摂取カロリー計算
砂糖1gあたりのカロリーは3.88カロリーです。
コーラに含まれている砂糖は56.6gでしたね。
56.6g×3.88(カロリー)=219.608(カロリー)
おっ。
コーラ1本飲んでも睡眠で消費されるカロリーを上回らない♪
これは太らないって事でしょうか。
これを見てみると、寝る前にコーラを1本摂取しても寝ている間にカロリー消費ができると思ってしまいますね。
落とし穴
糖分を回収して脂肪を合成するインスリンは、消費しきれなかったカロリーも脂肪として蓄えてしまいますよね。
インスリン値が低くなるのは、およそ飲食後の3時間後です。
寝る前に飲食をしてから血糖値が上昇するとともに、インスリンの分泌も上昇します。
つまり、寝る前にコーラを飲んでインスリンの分泌が増えることで糖分が回収され、入眠中に脂肪の合成促進が行われます。
飲料した分のカロリー消費ができると思いきや、インスリンの作用によって脂肪に変換されるので結果的には太ります。
なので、どうしても太りたくなくてコーラが飲みたいのであれば、寝る3時間前くらいになら飲んでも良いかと思いますよ。
コーラ摂取のデメリット
太るのはもちろんですが、他にもデメリットが3つあります。
それは虫歯になりやすい、トイレが近くなる、眠れなくなるです。
下記にそれぞれの解説をしますので興味のある方はご覧くださいね。
虫歯になりやすい

就寝中の口内の環境状態ってどうなっているかご存じですか?
就寝中は特に虫歯になりやすい状況なのでそこに糖分の多い、炭酸飲料水のコーラを飲むなんて、歯科助手経験のある私にとっては考えられない事です。
寝る前にコーラを飲むことで虫歯になりやすい理由としては大きく3つあります。
虫歯の菌は糖分が大好きなので、コーラを飲むことによって菌が繁殖しやすい状況です。
コーラに含まれている炭酸は歯を溶かす作用があり、歯が溶ける事によって虫歯の菌がより広い範囲に行動できるようになります。
こちらの動画では歯が溶ける実験をされています。
このように炭酸によって歯の表面が溶けてしまいます。
コーラを摂取した直後に歯磨きをすると簡単に傷ができて虫菌のアシスタントをしてしまうので気を付けてくださいね。
水などで酸性を中和させて30分後など少し時間を空けてから磨く事をおススメします。
また、入眠中に口腔内の唾液の量は格段に減少しています。
なぜ、唾液の話をするのかと言うと、この唾液は虫歯予防となるからです。
入眠中の唾液はほぼ分泌されないので、虫歯予防の強い味方が居なくなるわけです。
入眠前にコーラを飲んで、歯磨きを適当に済ませると虫歯まっしぐらです。
適切な歯の磨き方ご存じでしょうか。
歯科医院で仕事をしていた頃、歯科衛生士さんが指導しているのを横でみてきました。
意外と皆さん知ってるようで出来ていないんです。
☆歯磨きのポイント☆
歯を磨くスタートの位置を決めてください。
そこから、歯の並びにそって優しく小刻みに順番に磨いていくと歯の全体を完全に磨けます。
最後に歯磨きをした後には自分の舌で歯を撫でてみてください。
ざらざらした感覚があればそこはキチンと磨けていません。
その部分を放置しておくと歯石となり、歯ブラシでは取り除けなくなって、虫歯になります。
舌で確認して、ツルツルした感覚であれば歯がキチンと磨けていると思っていただいて大丈夫です。
正しい歯の磨き方の動画を載せておきますので参考にしてくださいね。
トイレが近くなる

コーラにはトイレが近くなる成分であるカフェインが含まれています。
このカフェインの作用は交感神経を優位にし、血行が良くなりトイレが近くなります。
このカフェインによる影響は人によって違いますので必ずしも誰もが頻尿になるという訳ではありません。
眠れなくなる
先ほど、お話ししたように、コーラにはカフェインが含まれていますね。
このカフェインは交感神経を優位にしてしまうので睡眠の妨げになることがあります。
こちらも人によっては影響に差があります。
まとめ
- 寝る前にコーラを飲むと太ります。
- コーラを飲んで、歯磨きせずに寝てしまうと虫歯になりやすいです。
- コーラにはカフェインが入っているので寝る前に飲むと寝れなくなる人もいます。
寝る前にコーラを飲んでいると確実に太り、最悪の場合は2型糖尿病になる可能性も少なくないです。
虫歯にもなる確率が高いので寝る前にコーラを飲む習慣は避けて、自分の体を大切にしてくださいね。
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