メールやSNSなどで文字を書く際、「笑」や「w」を語尾につけることはすると思います。
私も実際友人や親へメールなどを送るときは使っています。
この『わら』という書き方は、人によって様々ですよね?
「笑」や「w」の違いとはそもそもあるのでしょうか?
結論から言って同じです。
自分が笑った時に、その感情を相手に伝える手段として表記しています。
しかしながら、見た目も・受け取った側も印象は違うようで、やはり受け取った側の心理で印象が決め付けられているような感じかもしれませんね。
同じ「笑う」という意味合いでも、違う意味に取ることができる言葉なのかもしれません。
では、「笑う」という表現方法の中に隠された様々な印象と、受け取った側の心理について考えていきたいと思います。
「笑」も「w」の違いは?
調べてみると、「笑」であっても「w」であっても意味としては「笑う」という表現方法として用いられています。
「笑」と「w」は両方「わら」と読まれるようです。
しかしながら、笑い方なども様々なように、受け取る人によっては全く逆の意味に取られることもあります。
「笑」と「w」の受け取り側のイメージ

実際に文字に起こした場合、当然読み手が存在します。
受け取った側の人はそれぞれどのようなイメージを持つのでしょうか?
「笑」のイメージ
- 優しく笑っている感じがする。
- 目上の人や初対面の人にも使える感じがする。
「w」のイメージ
- 鼻で笑っている感じがする。
- 馬鹿にされた気分になるときがある。
- ウケている感覚がする。
- 仲の良い友人間で使用する感じがする。
同じ「笑う」という感情表現なのに、受け取り手の心理はここまで分かれてしまっているようです。
「笑」の方は「微笑む」ような、「w」の方は「嘲笑」されたという心理になりやすいのでしょうか?
wは、笑うの省力語であるために、軽い感じで使用することができます。そのため、嘲笑されたよううに感じてしまう人も出てきます。
送った側が深い意味を持っていなかったとしても、受け取り側がどのように受け取るかは、その人次第になります。
しかし、どちらも【笑う】の感情表現なので、受け取った側によって印象が異なるのは仕方がないことなのかもしれません。
男女では受け取った心理に違いが見られた

男性から女性へ送信した場合、また女性から男性へ送信した場合、どのような心理が働くのでしょうか?
男女共に「笑」の表記の方が好印象
男性・女性共に7割以上が、語尾につけられる「笑う」という感情表記に関して、「w」よりも「笑」を書かれたほうが、相手に関して好印象を持つと答えたのです。
しかしながら、理由として挙げられるものは男女の結果は異なるものでした。
女性が男性から「w」をつけた文章を送られた場合
- オタクっぽい。
- 馬鹿にされている感じがする。
この意見が大半を占めていました。
男性が女性から「w」をつけた文章を送られた場合
- 馬鹿にされている感じがする。
ほとんどがこのような意見で、「笑」の表記のほうが好ましいという結果になりました。
男性の場合、女性が「笑」と表現すると感情面が表現されたように感じ取って、好印象を持つような意見が多数ありました。
様々な「笑う」の表記

文末に「笑う」表現として使用されるものを挙げてみたいと思います。
①笑
使用頻度が高いものとして王道のイメージがある表し方ですね。
②(笑)
「笑」に()をつけた書き方です。
丁寧で好感が持てるという意見もありますが、わざわざカッコを使う理由がわからないと考える人もいるようです。
③w
使う場所や相手によってはイラつかせてしまうこともあるという意見もあります。
しかしながらやはり使用する人は多いようです。
④わら
ひらがなで表記する書き方。
ちょっとだけ「おバカ」な印象を与える為にわざと使用するという人もいるようです。
⑤ワラ
文末が「わ」で終わるときなどにカタカナにして、使用されることが多いようです。
普段は「わら」と書いている人も、文末が「わ」の場合、読みにくくなってしまうことからの配慮で、このときだけカタカナにするという意見もありました。
⑥草
2ちゃんねる発祥の言葉です。
使用するには相手が2ちゃんねるをよく見るなど、理解してくれる場合に限定されてしまうかもしれません。
⑦藁
「わら」と入力した別変換の表記です。
「笑う」と同意として用いられますが、現在使用している人はあまりいないかもしれません。
⑧LOL
こちらは私も知りませんでした。
海外のゲームなどをしている人にとって、当たり前なネットスラングです。
Laugh Out Loud(声を出して笑う)という意味からきています。
「笑う」感情表現を使用する理由とは?

上でお伝えした、「笑う」という意味の表現方法ですが、上記①~④を使用する理由を挙げてみたいと思います。
笑
- みんなが使っているから。
- 馬鹿にしている印象がないから。
- 許せる範囲だと思うから。
- 「w」よりは一般的だから。
(笑)
- 変換で出てくるくらい一般的だから。
- 普通に笑っているような感じがするから。
- ()を使用すると手間がかかっていて丁寧だから。
- 一番無難だと思うから。
w
- ネットをよく利用する「ネット民」だから。
- ノリの良さそうな感じがするから。
- 下品な感じがしないから。
- 入力しやすいから。
わら(ひらがな表記)
- 可愛い感じがするから。
- みんなが使っているから。
- 親しい間柄なら許されるから。
- 入力が簡単だから。
「入力が簡単」ですとか、「みんなが使っている」という意見が目立ちますが、それぞれ使う人の持ったイメージから使用されているのだと思います。
私が使用する「笑い」の感情表記
私が使用している文字は、主に「(笑)」と「w」です。
これは、使用する場所と相手、利用する端末によって変えているのが正直なところです。
基本的に会話をする時に使っているのは「(笑)」で携帯端末
()を使っているのは、文章と感情表現をわけて書きたいからですね。
私個人の癖のようなもので、()をつけないでいると、そのまま繋げた文章で読んでしまうんです。
以前に「笑」で終わっている文章が送られてきて、「途中で送信されたのかな?」と勘違いして、続きを待ってしまったことがありました(笑)
ですので、()をつけるのはこだわりかもしれません。
あとは親などのネットに疎い人物は「w」と表記しても理解できなかったりするので、敢えて「(笑)」を使っています。
「w」を使用するのは主にネットゲームでパソコン
一般的に馬鹿にされた印象を持ちやすい表記であったとしても、理解してくれる相手が多数いる場合が多いので、打ちやすい「w」で表現させてもらっています。
しかしながら「ウケる」という言葉などを伝えるときに
- ウケるw
- うwけwるwww
このように「w」の入れる場所と頻度を変えるだけでも印象がかなり違うと思いますので、いくら相手が理解してくれるといった環境でも、使い方は気をつけるようにしています。
まとめ
- 「笑」と「w」は両方とも同じ「笑う」という感情表現。
- 感情の表現なので、受け手によって印象が変わる。
- 男女によって受け取ったときのイメージは差がある。
- 「笑う」という感情表記は現在多数ある。
- それぞれの「笑う」に関する感情表現の使用理由は個人的なイメージから使用されている。
ネット社会と言われる現代、ネットの利用頻度の高さ別に見たとしても印象はそれぞれ違ったものとなるのかも知れません。
「笑う」という感情表記を用いなかった場合の文章でも、読み手によって大きく印象を変えてしまうことがあるので、当たり前のことかもしれません。
仲の良い友人関係だとしても、誤解を生じてしまう場合がありますので、文章を送る際にはしっかりと相手のことを考えて送りたいものです。
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