共働きのご家庭が多い日本でも、まだまだ、家事は妻がやるべきであるという、固定観念が根強くあります。
これは、世界的に見ても、同様なのだとか。とはいえ、妻も仕事を持っている以上、夫にも家事をしてほしいのが切実な願いですよね。
しかし、夫が家事をした途端、妻のストレス値が限界に!
そんな共働きのご家庭でも、ストレスをためずに、家事を分担するための秘策をご紹介しちゃいます。これで、あなたのご家庭にも、平和が訪れますように!
ストレスなく家事を分担する方法
ストレスなく家事を分担するには、どうしたらよいのでしょうか。
「得意」「不得意」を生かす
私の家庭の場合、夫は「洗濯」「ゴミ出し」を主に担当しています。
夫は洗濯に、並みならぬこだわりがあるようなので、「洗剤の購入」から「干す」までの一連の流れを、まるっと任せています。私がやると、逆に怒られることが多いので。
干し終わった洗濯物は、私が畳むことが多いです。ゴミ出しは、捨てる曜日が書いてある一覧を、見える位置に貼り、2人で共有できるように。
お互いの「得意」「不得意」な分野を生かしながら、家事を分担するのは、いいアイディアではないでしょうか。
逆に、食器洗いは、夫は苦手のようで、一切やりません。最初は、「手が濡れるのがイヤだから」という、ワケの分からないことを言っていたのですが(笑)
感謝の気持ちを伝える
家事をやってくれた後には必ず、「ありがとう」を伝えることを心掛けています。
ちょっと照れくささはありますが、これはとても大切なことです。言われた方も、決して悪い気はしないわけですし、逆に「いい仕事したな」と、次への意欲も高まります。
つまり、お互いのコミュニケーションを円滑に行うための潤滑剤というわけです。
いいことずくめの魔法のワードとして、ぜひ、感謝の言葉を口にしてみて下さいね。
やる気スイッチを押す
「あれやって」「これやって」と言っても、子供の宿題と一緒で、「今やろうと思ってたのに!」となってしまい、相手のやる気を削いでしまいます。
これは、心理学用語で、「ブーメラン効果」と言い、一方的に強く言われると、それに対抗しようと反発する力が働く現象のことです。
命令形のような口調で、単に「ゴミ出ししてよ」と伝えるのは、相手の反感を買ってしまいます。
そこで、「ゴミ収集車が9時に来るから、それまでにゴミ出しをお願いね」と伝えます。そして、さらに理由を添えることで、やってもらえる確率があがります。
これは、「カチッサー効果」という心理的効果で、理由を告げられると、あまり深く考えずに行動してしまう効果のこと。
プライドを傷つけず、やる気スイッチをONにしてあげることが大切です。
これをやってしまいがちなNG行動
良かれと思って、やっていたことが、意外と間違っているかもしれません。
分担を細かくしてしまう
分担表を作るなど、やってほしい家事を事細かに相手に伝えていませんか?これでは、逆効果になってしまうことが多いです。
やることを具体的に伝えるのはいいのですが、あまりにも細かすぎるのはNG。せっかくやる気があっても、やる気のダウンや、継続できない原因になってしまいます。
ポイントは、「理由」「時間」「やってほしいこと」の3点を伝えること。そして、ゴールを明確にして、やり方は相手にお任せします。
自分のこだわりを相手に押しつける
今まで育ってきた家庭環境は、みんなそれぞれ違いますよね。もちろん、価値観も人それぞれ。
自分にとっては当たり前のことでも、相手にとってみれば、非常識なことかもしれません。
だからこそ、自分のこだわりを相手に押し付けるのは、トラブルになりやすいのです。逆に、相手のこだわりを自分に押し付けてきたら、迷惑でしかありません。
私もそのような体験がありました。
その場合の対策として、こだわりの断捨離をすることをおすすめします。
「こだわりの断捨離とは、「そのこだわりは、本当に必要なのか」を見つめなおすことです。
そして、「相手にとってなぜそのこだわりが必要なのか」を知ることも重要。自分のこだわりは、相手からしてみれば、なぜそんなことをするのか分かりません。
こだわりの理由を知ることで、お互いに納得でき、心に余裕が生まれます。そうすることで、ぶつかり合うことも少なくなるのです。
みんなどうやってるの?
参考になる動画がありましたので、ぜひチェックしてみてください。
私もとても参考になったので、シェアしたいと思いました。やはり、どこのご家庭でも同じようなお悩みを抱えているのですね。
たまには息抜きも大事!
毎日、仕事に家事に追われていると、心身ともにボロボロに疲れ果ててしまいかねません。たまには、息抜きも必要です。
お弁当やお惣菜を買ってきて、食卓に並べるだけの日があってもいいでしょう。外食や出前をとるなど、利用するのもアリです。
ネットスーパーを利用すれば、買い物に行かずに、自宅で完結しちゃうので、便利です。家事を便利な家電とシェアするという方法もあります。
また、家事代行サービスを利用するという手も。
あまり頑張り過ぎて、自分や相手を責めてしまわないようにしたいですよね。たまの息抜きは、次への活力になるはずです。
まとめ
- 「得意」「不得意」を生かして、家事を分担する。
- お互いに家事をやったら、必ず「ありがとう」と、感謝の言葉を伝える。
- 命令形の指示になって、やる気を削いでしまっていないか気をつける。
- あまりにも細かすぎる分担方法はせず、「理由」「時間」「やってほしいこと」の3つのポイントを伝える。
- 「こだわりの断捨離」をし、相手に自分のこだわりを押しつけないようにする。
- たまには息抜きも必要。
主婦は家事を完璧にこなさないといけないものだと、考えがちの方が多いようです。
なので、家事を完璧にこなすことができないと、結果的に自分を責めてしまいます。
ほどよく手を抜いたり、家事を分担することは、決して悪いことではありません。ましてや、罪悪感を感じる必要もないわけです。
お互いに、思いやる気持ちを忘れずに生活していきたいですね。
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