恋人と別れてしまった。
家庭環境がよくない家に生まれてしまった。
夢が叶わない。
「運命だからどうにもならないのか。」
ビビッときた。
この人と結婚する気がする。
なんて素敵な人なんだろう。
「運命の出会いに違いない。」
日常で生きていて「運命」という言葉が頭をかすめる事はどれだけあるでしょうか?
自分ではどうしようもない悪いことが起きた時、すてきなパートナーと出会えたときなど様々だと思います。
では宿命とはなんなのか。運命とはどう違うのか。この2つの言葉は混同されやすいと思います。
しかし「運命」と「宿命」を混同すると、変えられる出来事を「受け入れる」と判断してしまうかもしれせん。
そして何もせずにいると大きな運を逃すことがあるかもしれません。
「これはもう運命だ。どうしようもない。身を任せよう。」
本当にそうでしょうか?
2つの言葉を明確にすることであなたの未来は変わるかもしれません。
運命と宿命の違い

では運命と宿命の違いはなんでしょうか?
宿命
宿命は変更ができない絶対的なものです。例えば「人は必ず死ぬ」「老いる」「うまれた家庭や国」「生まれた性別」など。
テレビゲームなどでいうと用意されたステージを指します。
某、髭のある配管工が「姫をさらってばかりの亀とは戦いたくないな。強そうだし。黄色い電気ネズミを使おう。マサラタウンへジャーンプ!!」
…なんてできません。
運命
運命は宿命とは違い変えられるものを指します。
住む場所や一緒にいる友人、結婚相手、そして健康的に過ごして長生きするなど。
いまの時代だと顔や性別も変えられますね。自分自身の行動次第で変えられる、各々の局面が運命です。
例えば仕事を変えたら自分に合っていて活躍ができるようになった。
今の恋人とは合わなくて別れる決断をし、新しい良い人と出会えた。
これらはすべて行動したからこそ手に入れられた運命です。
しかし運命は「変えられる未来」であると同時にもう一つの要素があります。
それは「変えられなかった、変えられたかもしれなかった過去」です。
例えば突然交通事故に巻き込まれる、突然治るのが難しい病気になる。とても好きな恋人と別れることになる。
「あのとき違う道を通っていれば」「もっと早く検診にいっていれば」「もっとああしておけば。」
ちゃんと交通ルールを守っていたのに事故に巻き込まれて亡くなった。
健康に気を使っていたのに病気になった。
とても大切にしていたのに別れを告げられた。
そういった悲しくて理不尽なことがたくさんある中、これらを「運命」の一言で片づけていいのか私はまだわかりません。
しかしただわかることはひとつあります。
人生何があるかわかりません。明日には死ぬのかもしれません。誰にも未来や運命は予想できません。
だからこそ日頃から後悔しないように、明るい未来のために全力で生きるほかないのではないでしょうか?
何が運命を決めるのか

では一体なにが運命すなわち未来を決めるのでしょうか?神様でしょうか?
私は「潜在意識」だと思っています。潜在意識とは言い換えると「直観力」です。
「この人と結婚するような気がする」「ここの会社がなんだかしっくりくる」など。
「なんだかわからないけどこれな気がする」実はこういった感覚は、日常においてとても多く発揮されています。
自分が着たい服。今日食べたいもの。好きな音楽。そういったものが積み重なって、今の人生やあなたという人格をつくっています。
つまり私たちの未来、運命はこの潜在意識に大きく左右されます。
運命の決め手となる潜在意識の変え方

では一体なにが私たちの潜在意識をつくるのでしょうか?
それは生まれてきた家庭や環境、付き合う人などによって大きく左右されます。
「生まれてきた場所で決まるならもうどうにもできないじゃん」
そう思うかもしれません。
しかし環境が変われば潜在意識もかえられます。住む場所、仕事、付き合う人など。
特にこの「付き合う人」というのが大きく影響します。
例えば「お金持ちになりたい」という願いがあるのなら、周りの付き合う人をお金を作るのが上手な人中心にします。
そういった友人を持ち、価値観を学んでいくうちに、おのずと彼らと同じような潜在意識になります。
毎日のちょっとした行動や選択が彼らと似たものになります。
そうした行動や選択を積み重ねていくうちに、「お金持ちになりたい」というゴールにおのずと近づけるようになります。
もちろんこういった人たちを見つけるのは容易ではありません。
だから自分の潜在意識や環境をかえるための「行動力」と「勇気」が最後に必要になります。
私の運命と潜在意識のエピソード

私はかつて彼氏いない歴=年齢な人でした。
周りに比べて恋愛について消極的だったし、さほど興味がなかった10代でした。
しかし20代すぎるとさすがに焦り始め、人生初の恋活を始めました。
いろんな出会いの場に赴き、友人に紹介してもらったり、街コンに参加しましたが恋愛に発展しないまま時が過ぎました。
そんなとき私の先輩がノルウェー人と結婚し、私はノルウェーへ旅行しに行きました。
自然や山が好きで、おとぎ話に出てくるような自然を持つノルウェーに興味がありました。
せっかく自然が多い国へ行くのだから登山がしたいと思いました。
しかし先輩は登山へは行きたがらず、Facebookで誰か現地の人を誘ってはどうかと提案してくれました。
先輩の案を受け、Facebookで登山仲間を募ったところいまの夫が返事をくれました。
ネットで知り合った人と登山をする。けして安全ではなく、むしろ危険しかないその状況に周囲の人には大反対されました。
しかし若気の至りか、大丈夫だろうとそのまま行きました。(※決して真似をしないでください)
彼とは山という過酷な環境を共有したおかげかすぐに仲良くなり、私が帰国したからも連絡をとりつづけました。
それからお付き合いすることになり、遠距離恋愛や同棲など紆余曲折を経て結婚にいたりました。
潜在意識が今の夫と出会わせた?
夫とはもしノルウェーへ行かなければきっと出会えませんでした。
もしかしたら別の人と結婚していたか、そのままいない歴=年齢のままだったかもしれません。
私は物心つけば洋画や洋楽、海外の俳優に興味がありました。
母からは幼い頃から「グローバルに活躍する人間になりなさい」と言われて育ちました。
そして物心ついたときから「海外で活躍できる人になりたい」と思うようになりました。
今思えばこれが私の人生の軸、潜在意識だったと思います。
そういった環境にあったからか、大学は「外国語大学」を選び、そこでノルウェーへのきっかけをくれた先輩と出会ました。
そして今の夫と出会うことができました。
また、20を過ぎて自分の恋愛について真剣に悩むようになり、たくさんの恋愛のコラムや本を読んだり、話を聞いたりいろんな人と合ったりしました。
そうしていくうちに、なんとなく「自分はこんな人と相性がいいのかもしれない」というイメージがなんとなくできていました。
ノルウェーでの登山後、今の旦那と一緒に街を観光したり、バスの中で話したりしました。
そのとき「あれ、私この人と結婚するんじゃないか?」という不思議な感覚がありました。
すでに自分にはどういう人が合うのかできていたイメージと旦那が驚くほど合っていて
「この人だ」という自分のアンテナが反応した感覚でした。
「海外で活躍できる人になりたい」「自分の理想のパートナー像」この二つが私の運命を決める潜在意識となったのです。
まとめ
- 宿命と運命の違いは絶対的に変えられないものと行動次第で変わるもの
- 運命は「変えられる未来」であると同時に「変えられなかった過去」でもある
- 運命を決めるのは潜在意識である
- 環境や付き合う人をかえれば潜在意識もかわる
普段過ごしていて「普通はこうだ」「こうするのが常識だ」など理性的な判断をすることがあると思います。
もちろんそうすることも必要な時があります。
しかしぞればかりしてしまうと、自分の本当の望みがわからなくなり、潜在意識や直感が鈍ってしまうことがあります。
一度自分の心に耳を傾けて自分の気持ちを感じてみてください。
自分は何が好きなのか、どうしたいのか散歩しながら考えてみてください。
どうすれば幸せになれるのか、おのずと直感が働くようになるかもしれません。
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