パイナップルを食べると喉がイガイガするのはなぜ!?その真実と対処法

子育てをしている親御さんは心配事が多いものですね。その多くの心配事の中でも上位に入るのが食物アレルギーではないかと思います。

一歩間違えれば死に至る可能性もある食物アレルギーは、親御さんが我が子に気をすり減らす要因の1つです。おいしいものは、気兼ねなく美味しく食べたいものです。

私の5歳になる娘はアトピー性皮膚炎ですが、奇跡的に食べ物に対してのアレルギーは今のところありません。(アトピーの子は食物アレルギーも発症しやすいと言われますが)

しかし、先日彼女の大好きなパイナップルを食べたとき、「喉が何だか痛い」と言い出したのです。食物アレルギーはないはずだし、今までもパイナップルを食べてそんな風に言い出したことはありませんでした。

ひとまず、その時は怖いので、「もうそれ以上食べるのはやめておこう」ということで食べるのをやめさせました。

その後、娘はそれ以上ひどくなることはなかったのですが、気になったので調べてみると、喉が痛い理由にはいくつかあることが分かったのです。

そして、アレルギーの場合を除いてですが、パイナップルを食べた後の特有のイガイガを感じなくて済む方法があることも収穫でした。それらをまとめて紹介します。

 

喉のイガイガの原因

パイナップルを食べることで喉がイガイガする原因にはいくつかあります。

口腔アレルギー症候群

花粉と交差反応性のある果物や野菜を食べることによってアレルギー反応が起こり、唇や口、喉にイガイガ感を覚えたり、かゆみや腫れなどのアレルギー反応を起こす症状のことです。

別名、花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)とも呼ばれています。花粉症の人が発症する可能性が高いアレルギーです。

特定のフルーツや野菜、ナッツを食べたときに、約15分以内に口の中や唇の粘膜が腫れたり、しびれやかゆみを覚えます。

また、顔が浮腫んでしまったり、ひどい場合は蕁麻疹などの皮膚症状、気管支ぜんそくの症状が出ます。

最悪の場合はアナフィラキシーショックを起こし、死に至る可能性もあります。以下の表を見てください。

症状を引き起こしやすい食べ物
フルーツ リンゴ・キウイ・モモ・メロン・サクランボ・マンゴー・グレープフルーツなど
野菜 セロリ、ニンジン、トマト、ジャガイモなど
ナッツ アーモンド、ピーナッツ、クルミ、ココナッツ、ヘーゼルナッツなど

パイナップルはこの表には入っていませんが、もちろん、アレルギー症状は人それぞれですのでパイナップルも注意する必要はあります。

ブロメライン

 

ステーキ肉を漬け込む汁や、お肉と一緒に焼くときに使われるパイナップルですが、そもそもどうしてパイナップルを使うのか、疑問に思ったことがあります。

実は、パイナップルには「ブロメライン」というたんぱく質分解酵素が含まれています。その酵素がお肉のたんぱく質分解してやわらかくしてくれるのです。そのために料理によく使われています。

このたんぱく質というところに、注目してみましょう。そうなんです。人間の身体もたんぱく質でできているんです。

このブロメラインは、人間の口内にある粘膜などのたんぱく質も分解してしまうのです。そのために、イガイガなどの不快感や、痛みやかゆみが感じられるのです。

シュウ酸カルシウム

パイナップルの持つ成分の中に、シュウ酸カルシウムというものがあります。シュウ酸カルシウムは針状の結晶の形をしています。

日本の法令では毒物及び劇物取締法により劇物に指定されるほどで、摂取量が多いと口の中や唇から出血したり腫れたりすることもあるものです。

山芋の皮の部分にも多く含まれている成分で、素手で触れたり間違って食べたりすると、手や唇にかゆみや痛みが出たりします。

熟しきっていない、未熟なパイナップルを食べると、口の中がぴりぴりとすることがあります。これは未熟なパイナップルに含まれるシュウ酸カルシウムが原因なのです。

あれから娘がパイナップルを食べても、特に喉に不快感を覚えなかったのは、アレルギーではなくこういった酵素や成分が原因だったのかもしれません。

 

喉のイガイガを避けるために

アレルギーであれば必ず避けないといけませんが、そうではない人がパイナップルを気持ちよく食べるにはどうすればいいのでしょうか。

未熟なパイナップルを食べないようにする

たんぱく質分解酵素のブロメライン、そしてシュウ酸カルシウムは、未熟なパイナップルに多く含まれていると言われています。熟れていないパイナップルをできるだけ避けましょう。

パイナップルが未熟か熟しているかの見分け方は、また後程書きたいと思います。

熱を加えてやる

パイナップルに含まれるブロメラインという酵素やシュウ酸カルシウムは熱に弱く、60℃でその効果がなくなると言われています。

パイナップルを食べるときは生のままではなく、確実に火を通した方法で食べると、喉のイガイガは感じないでしょう。ジャムなどの加工製品もおすすめです。パイナップルの缶詰もいいですね。

加熱したパイナップルを食べたり加工されたパイナップル製品を食べても、口の中にイガイガやピリピリと感じる人は、口腔アレルギー症候群の可能性がありますので、病院に行かれた方が良いかと思われます。

それでも食べてしまった場合

喉のイガイガは15分以内に自然に治っていきます。これはなぜなら、口の中には唾液が常に分泌されていて、その中に含まれるたんぱく質がすぐに口内を覆ってくれるからです。

15分も待てない!すぐに治したい!という方は、食べた直後に牛乳や豆乳を飲んだり、蜂蜜をお湯に溶かして飲んだりすると良いと言われています。

蜂蜜は口腔内の粘膜を保護する効果があります。風邪を引いて喉を傷めたときも、よく娘に蜂蜜を舐めさせています。

 

食べごろのパイナップルの見分け方


いや、でもやっぱりパイナップルは生で食べたい!という方もいらっしゃると思います。私もパイナップルに火を通したものはあまり好きではありません。

しかしパイナップルが熟しているかそうでないかをどうやって見分ければいいのか、難しいところです。

まず、知っておきたいのは、パイナップルは追熟しない果物だということです。

普通、果物はそのまま食べずに置いておくと、熟して甘くなってきますよね。それを追熟というのですが、パイナップルにはその追熟がありません。

買ってきたまま置いておいても、色も甘さもそのままの状態が続きます。

ですので、スーパーなどで売られてある時点できちんと熟しているものを選ばなければなりません。

以下に、熟して食べごろのパイナップルとはどのようなものか、いくつかあげてみました。

  • 葉の色が濃くツヤがある
  • ずしっとして重いもの
  • 下膨れしているもの
  • 底にカビが生えていない
  • 表面がふっくらとしている
  • 黄身を帯びているもの
  • 甘い香りがするもの

葉っぱの色が濃い緑色で、葉先までピンとしているものが良いそうです。また、黄身を帯びているからと言って糖度が上がるかと言えばそうではないそう。

ただし、酸味が和らぐそうなので、あの独特の酸味が苦手な方は黄身を帯びているものを選んだ方が良さそうですね。

スーパーでパイナップルを買うときに、匂いを嗅いだことはありませんが、次からは実行してみようと思います。

あまーい匂いに誘われて、あまーいパイナップルにありつけると良いですね。

 

まとめ

  • パイナップルを食べて喉がイガイガする原因は「ブロメライン」と「シュウ酸カルシウム」
  • 「ブロメライン」も「シュウ酸カルシウム」も熱に弱いので、イガイガを確実に避けたい人は火を使って調理されたものを食べよう
  • 調理、加工されたパイナップルを食べてもイガイガが残る人は、口腔アレルギー症候群の可能性あり
  • 生でパイナップルを食べたい場合は、熟したパイナップルを選ぶようにしよう

娘に気兼ねなくパイナップルを食べてもらいたい、という思いで調べてみると、意外な事実がたくさん分かりました。今度、買い物に行ったときは娘と一緒に美味しいパイナップルを選びたいと思います。

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