あなたは牛乳というと「体に良い」「カルシウムたっぷり!」というイメージを抱いている方が多いと思います。
ですが、いくら体に良いからといって、大量に飲んだところでその分健康になるわけではありませんよね。
中にはたくさん牛乳を飲むことでお腹を壊してしまう方もいます。
ということは、どれくらい飲んだら良いの?飲むタイミングは?といった事も気になりませんか?
世間でよく聞くのは、「寝る前のホットミルクはよく眠れる」という説ではないでしょうか。
それについてもしっかりお調べしましたので、効果的な牛乳の飲み方や時間帯について、知って頂けたらと思います。
牛乳を飲むメリット

まずは、牛乳を飲むことで得られるポイントをお伝えします。
そして少し聞き慣れない言葉が並ぶかも知れませんが、牛乳に含まれる成分のお話をしますね。
安眠効果
牛乳には、アミノ酸の一種である「トリプトファン」が含まれています。
これは“幸せホルモン”と呼ばれている「セロトニン」の元になる物質なのです。
そしてこのセロトニンは体内で「メラトニン」という成分に変化し、メラトニンは睡眠を促してくれるものになります。
なので就寝前にホットミルクを飲むのは、理にかなっているということですね。
このトリプトファンは、牛乳のほかにも“チーズ・バナナ・きな粉・アーモンド”などにも含まれています。
便秘対策・美肌効果
牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)は、腸内で乳酸菌の栄養となり、腸内環境を整えてくれる効果があります。
便通を良くしてくれることが期待できるので、便秘対策に効果があります。
更に牛乳にはビタミンB2が含まれています。これは髪や爪や肌、粘膜の健康維持を助けてくれる成分になります。
お通じが良くなるラクトースと、髪や肌の健康維持を助けるビタミンB2、とっても嬉しい成分ですよね!
他にも疲労回復などにも効果的だという説もあります。
少し専門的な名前が並んでしまって読みづらかったかもしれませんが、牛乳を飲むメリットについておわかりいただけたかと思います。
寝る前が1番効果的!

結果的に1番オススメは、就寝前に一杯の牛乳を飲むことです。
理由は、先ほどの所で説明した安眠効果にプラスして、私たちにとって必要不可欠とも言える作用が期待されているからです。
それは牛乳に含まれる栄養の中で皆さん聞いたことがあるのが「カルシウム」ですよね。
このカルシウムは、骨を丈夫にするだけではなく、私たちの体の中でとても大切な役割を果たしているのです。
簡単に説明すると、筋肉の収縮や神経伝達などの生命維持活動にも使われているんですよ!
生命維持にも使われているということは、睡眠中もどんどんカルシウムは消費されているということです。
日中のカルシウム補給は、食事などでできているので不足していきませんが、睡眠中に補給は出来ず、カルシウムは減る一方ですよね。
なので、カルシウム不足にならない為にも、寝る前に牛乳を飲む習慣を取り入れていきたいですよね。
寝る前に牛乳を飲む注意点

ここまで牛乳の嬉しい効果について詳しくお話ししてきましたが、習慣にするにあたって注意した方良い点をまとめました。
虫歯に気をつける
牛乳には“乳糖”が含まれているとお伝えしました。
読んで分かる通り“糖分”です。なのでこれが口の中に残ったままだと虫歯になってしまいますよね。
牛乳を飲んだ後はしっかり口をゆすいで、歯磨きをして口の中を清潔に保つようにしていきましょう。
乳糖不耐症の人は慎重に!!
牛乳を飲むとお腹を壊してしまう人って意外と多いですよね。
私自身がそうなのですが、ヨーグルトやチーズ、シチューなどは食べられますが、冷たい牛乳を飲むとすぐにお腹を下してしまうのです。
この乳糖不耐症について、程度は人によって様々です。
なので飲める量や、温めてみるなど自分の体調に合わせて様子を見て頂きたいと思います。
一日あたりの目安
飲む量の目安としては「一日1杯~2杯程度」になります。
乳糖不耐症ではなくても、普段からお腹を壊しやすい方はご自身の体調に合わせて量を調節していっていただきたいと思います。
実は日本人の胃腸は欧米人に比べて、牛乳の消化に慣れていないと言われています。
そのことから牛乳を飲むとお腹を壊す人が多いのですね。
冷たいままで良い?温めた方が良い?

結論から言うと、就寝前に飲むのは「温めた牛乳」の方がオススメです。
牛乳の成分には安眠効果があるとお伝えしましたよね。
冷たいままでも問題はないのですが、冷たい飲み物というのは胃を刺激してしまうので、温かい方が良いでしょう。
また温かい牛乳をゆっくり飲むことで、リラックス効果も期待できるので、特に就寝前は温めることをオススメしたいです。
まとめ

今回、牛乳の効果について詳しくお伝えしてきました。
期待できる効果としては
- 安眠効果
- 便秘対策・美肌効果
- 疲労回復
などがありましたね。
飲むタイミングと目安量として
- 就寝前に温めてから
- 一日あたり1杯~2杯
とお伝えしました。
牛乳を飲む注意点として
- 虫歯に気をつける
- 乳糖不耐症の人は慎重に
ということでした。
また私たちにとってのカルシウムの必要性もおわかりいただけたと思います。
これを機に、牛乳を飲む習慣を取り入れて、日々健康に楽しく過ごしましょう。
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