クリスマスには、クリスマスとクリスマス・イブがありますよね。
冬の一大イベントとしてイルミネーションやケーキ、プレゼントなどたくさんの要素があって全力で楽しんでいる人が多いと思います。
その一方、私達はクリスマスのことをあまりよく知っていません。たくさん誤解していることがあるのです。
クリスマスを宗教的行事と捉えずに「冬のイベント」として楽しんでいる日本ではしょうがないことなのかもしれませんが、
「25日がクリスマスで前日の24日がイブ」と大まかに解釈している人がほとんどですよね。
実はこれは正確には間違いなのです。
クリスマスとクリスマス・イブについて
- それぞれの意味の違い
- イブはそもそも何のための日なのか
よくわかっていない人がいると思います。
今回は、クリスマス・イブの意味やクリスマスそのものについて紹介していきたいと思います!
イブ=前日じゃないの?

「”クリスマス・イブ”は”クリスマスの前日”」、だから、「”イブ”は”前の日(前日)”のいう意味」だと思っていませんか?
私はそう思っていました(笑)
なので、12月23日は「クリスマス・イブ・イブ!」なんて友達と盛り上がっていました。意味が間違っているとも知らずに…。
イブイブは和製英語なんですね。
和製英語ということは、つまり「”イブ”は”前日”という意味ではない」ということです。
イブを英語で書くと「eve」です。日本語では、「祝祭の前夜」、「前夜祭」と訳します。特に「クリスマスの前夜」として訳されることが多いです。
クリスマスの期間から勘違いしてる?

「12月25日はクリスマス」という一般的な解釈は少し訂正しなければなりません。
12月25日はもちろんクリスマスですが、厳密に言うとクリスマスは12月25日のみではないのです。
逆に、25日の間ずっとクリスマスの期間というわけでもないのです。
では、クリスマスに時間の指定があるということなのでしょうか。
クリスマスは、
12月24日の日没から12月25日の日没まで
とされています。
12月25日の1日まるごとがクリスマスというわけではなく、「25日の夜はクリスマスの期間ではない!」のです。
すると、12月24日はクリスマスの一部であり、夜がクリスマス・イブということになりますね。
12月24日になった瞬間にクリスマス・イブというわけではないのですね。
大晦日のことを「ニューイヤーイブ」と言う人もいます。メディアでもたまにこの言葉は使われているのです。しかし、これは間違いであり和製英語なのでしっかり訂正していきましょう。
日没が区切りって中途半端!
クリスマスは「イエス・キリストの生誕をお祝いしよう!」という日です。
すなわち、「クリスマスはキリスト教の行事である」ということはご存知ですよね。
キリスト教はユダヤ教を元にして作られました。
昔は、ユダヤ教の暦では太陽が落ちてから、つまり「”日没”によって1日始まる」考えられていました。
なので、クリスマスやクリスマス・イブは午前0時で区切られずに、日没が区切りとなっているのです。
普段の生活ではそこまで気にする必要はないかもしれませんが、海外の方やキリシタンの方と会話をする際にクリスマスのことを誤解したままだと恥ずかしいです。
日本人はよく分かっていない?本当のクリスマス

クリスマスはキリスト教を作ったイエス・キリストのBirthday(誕生日)です。これは日本でも有名ですよね。
実は、正確なキリストの誕生日はまだよくわかっていないのです。
クリスマスは、あくまでも「誕生を祝う」ための祝祭なのです。
海外では、「祭日」と同じように扱われており、クリスマスホリデーなんかもあるのです。
日本は「無信教」の方が多いため宗教的な行事にあまり接する機会がありません。
そのため、なんとなく「クリスマスは大切な恋人と過ごす」というイメージを持っている方が多いのです。
しかし、キリスト教圏の国では、クリスマスは日本とは違いとても宗教的に大切にされているイベントであるため、ゆっくりと家族で過ごす人が多いのです。
そしてクリスマス当日までは、「アドベント」の時期とされています。
「アドベントカレンダー」という言葉を聞いたことはありませんか?
クリスマスまでのカウントダウンを楽しむために小さな箱や袋を一日一個開けていくというものです。
最近は、たくさんのコスメが入ったアドベントカレンダーが発売されており、女性の間で人気となっています。
まとめ

クリスマス・イブの意味やクリスマスはそもそも何のための日なのかなど、さまざまなクリスマスに関する疑問について紹介してきました。
- クリスマスの期間は「12月24日の日没から12月25日の日没まで」
- イブは前日という意味ではない
- イブは、「前日(特に祭日や祝祭の際に用いられます。つまり”祝祭の前夜”)」という意味
- クリスマス当日も、クリスマスイブも日没が区切り
クリスマスのような宗教的な文化は日本ではあまり馴染みのあるものではないので、クリスマスについてたくさんの誤解をしている人が多いのです。
イブだけではなくクリスマスそのものにも誤解があったことには驚きですね。
イブの意味に関しては多くの人が勘違いをしていたと思います。
正しい意味を理解しておけば、クリスマスを海外の方と過ごすときにも「このひとは日本人なのにちゃんと理解しているな。」と一目置かれるかもしれませんね。
コメントを残す